今年の夏は、本を読んで動物・命・友達との関係についてお子さんと一緒に考えてみませんか。
2019年の中学年の課題図書・たくさんのテーマをふくんでいる『ぼくとニケ』を読むと、さまざまな考えをもつことができますよ。
本記事では、第65回青少年読書感想文全国コンクールに向けて『ぼくとニケ』のあらすじ・内容、読書感想文を書くときに考えたいポイントまでご紹介。
まだどの本を読むか決まっていないお子さんや、読書感想文を書くことを決めたお子さんのサポートをします。ぜひご一読ください。
課題図書『ぼくとニケ』のあらすじ・内容
かわいい子猫、名前はニケ。
幼なじみがひろってきた小さなすて猫とぼくらの毎日をつづった、感動の物語。
本の帯より
物語は、ニケとの出会いから始まります。
幼なじみの女の子・不登校になった仁菜がひろってきた子猫ニケを、主人公の玄太の家で飼うことに。
ニケとの出会いから、玄太はたくさんのことを考えます。
仁菜との関係
生き物を飼うということ
成長するということ
病気や命のこと・・・
10歳の子が、10歳なりに精一杯考えて葛藤や迷いの中で成長していく様子が伝わってきます。
課題図書『ぼくとニケ』を読むときのポイント
さまざまな視点で読むことができるこの本。
まずはぜひ、読書を最後まで楽しんでくださいね。
今回は、あまり気づかなそうなポイントをメインにピックアップしてみます。
気になった文・場面を3つ選ぼう
読み終えたら、とくに印象に残った文または場面を3つ選びましょう。
選ぶ場所によって、読書感想文をどんな内容でまとめるかが変わってきます。
ニケが玄太の家に来た意味は何だったんだろう
ニケが玄太の家にいた期間はほんのわずか。
ニケが家に来た意味って、何だったと思いますか?
答えはありませんが、答えがないからこそ感想文で読んだ人の思いを知りたい部分です。
ニケには毎日初めてがあるけれど、あなたはどうだろう
ニケや、玄太の弟・陽向には毎日はじめてのことがあると書かれています。
あなたはどうですか。
毎日初めてのことがあるのって、いつまでなんでしょうか。
「怒る」シーンで特に印象に残ったのはどこ?理由は?
この本には、人が怒るシーンが何度か出てきます。
それぞれ理由やきっかけは違いますが、あなたが印象的だったのはどの「怒る」でしたか。それはどうしてでしょう。
玄太がニケをきれいにすることにこだわっていたのはどうしてだろう
ものがたりの後半、玄太はニケをきれいにしたがります。
どんなきもちでニケをきれいにしたのでしょう。
ニケや他の家族はどう感じたでしょう。
今年の夏休みは『ぼくとニケ』を読んで読書感想文を書こう
いかがでしたか。
小学校5年生のリアルな悩みがたくさん詰まった『ぼくとニケ』を読んで、ぜひお子さんに玄太の気持ちになってほしいです。
だれが読んでもどこかに共感できる本だと思いますので、ぜひ楽しんでほしいです。
以上、課題図書『ぼくとニケ』のあらすじとポイントでした。