2019年の青少年読書感想文全国コンクールの低学年課題図書『魔女ののろいアメ 』のあらすじとポイントをご紹介します。
感想文って、悩む宿題のひとつですよね。
どの本を選ぶか、どんな構成で感想文を書けばよいか、低学年のお子さん一人ではかなりむずかしいです。
おうちの方のサポートが必要になりますが、大人でもどんなアドバイスをしたら上手に感想文を書けるのか悩んでしまいます。
本記事では、小学校・中学校でこどもたちの指導に関わってきた経験を生かして、この本のあらすじと読書感想文を書く際のポイントをご紹介。
課題図書で読書感想文を書くときの参考にしてください。
- 読書感想文・低学年課題図書『魔女ののろいアメ』 のあらすじ
- 読書感想文・低学年課題図書『魔女ののろいアメ』をおすすめする子
- 低学年課題図書『魔女ののろいアメ』で感想文を書くときのポイント
- 『魔女ののろいアメ』を読んで、読書感想文を書いてみよう
読書感想文・低学年課題図書『魔女ののろいアメ』 のあらすじ
「おねえちゃんなんか、だいきらい!」と大きく書かれた帯と、こどもたちが大好きな魔法使いのイラストが目を引きます。
妹・サキが、おねえちゃんの悪口を言いながらお使いをしていたところ、アメ屋の魔女に声をかけられます。
魔女から買ったのは、のろいアメ。
おねえちゃんの悪口を10こ言いながらアメをまぜ、おねえちゃんに食べさせるとおねえちゃんが気を失ってしまうそう。
おねえちゃんに頭にきていたので、悪口を1つ、2つといいながらアメをつくるサキ。
でもだんだんに、おねえちゃんの優しいところやいいところも思い出します。
読書感想文・低学年課題図書『魔女ののろいアメ』をおすすめする子
読書感想文を書くのには、お子さんに合う本で書くのが一番。
『魔女ののろいアメ 』は次のような子におすすめです。
- 兄弟がいる子
- きらいな友達がいる子
- つい悪口を言ってしまう子
- ファンタジーが好きな子
- 読書が好きな子
主人公のサキは、おねえちゃんがいる2人姉妹。
「おねえちゃんなんか、だいきらい!」と思っている子なので、兄弟げんかや友達とのけんかが多い子や、つい悪口を言ってしまう子は、読書感想文に経験を書きやすいです。
『魔女ののろいアメ 』は、今年の低学年向けの課題図書のなかでは一番長いお話です。
ふりがながついていますが、漢字も使われています。
ふだんから本に親しんでいるお子さんにはぜひ選んでほしい本です。
低学年課題図書『魔女ののろいアメ』で感想文を書くときのポイント
『魔女ののろいアメ 』で感想文を書くときのポイントをご紹介します。
お子さんと一緒に本を読み、問いかけて考えを話しながら読むと感想文が書きやすくなりますよ。
題名や表紙の絵から想像 どんな話だと思う?
本を読む前に、本の内容を想像してみましょう。
「魔女」や「のろい」というワードに興味をひかれるお子さんは多いです。
魔女やサキの表情からストーリーを想像する子もいるかもしれません。
読む前の印象を感想文の中に書くこともあります。
ぜひ想像をふくらませてからお話を読んでください。
自分がサキだったらどうする?
主人公の立場になって考えてみると、自分の意見が出てきます。
「あなたがサキだったら、アメを買う?買わない?」
「おねえちゃんに悪口を言ったこと、正直に伝える?」
などと尋ねてあげてください。
主人公以外の登場人物の気持ちを考える
- どんな悪口を言ったかをサキに聞いているときのおねえちゃんの気持ち
- 魔女はどうしてのろいのアメを売っている気持ち
などを想像してみるのもいいでしょう。
お子さんによって、共感しやすい登場人物は変わります。
「わたしが〇〇だったら」という感想も書きやすいですよ。
心に残ったところ・不思議に思ったところはどこ?
読み終えたら、
- 心に残ったところ
- 不思議におもったところ
- 気に入った文
について話しましょう。
『魔女ののろいアメ 』は、兄弟との関係、正直であることなど、いろんな読み取りができるお話です。
お子さんの中に一番つよく残ったテーマで感想文を書くのがおすすめです。
このあと2人はどうなると思う? 想像してみる
『魔女ののろいアメ 』は、続きが気になる終わり方をしています。
このあと、2人の姉妹はどう変わると思う?それはなぜ?と尋ねてお子さんの考えを引き出してみるとよいでしょう。
『魔女ののろいアメ』を読んで、読書感想文を書いてみよう
いかがだったでしょうか。
『魔女ののろいアメ』で感想文は書けそうですか?
読書感想文は、読んでみて「おもしろかった!」「感動した!」など、お子さんの心の変化があった本で書くのが一番おすすめです。
ぜひ一度手に取ってみてくださいね^^
ご質問や知りたい事などがあれば、コメント欄やお問い合わせ欄からお気軽にご連絡ください。
すてきな感想文が書けますように。